一戦を据え、これまでタッグを組んできた明石と浅草の激突も注目され、アンダーカードにも力を入れ、
ファイトクラブの「現在」が確認できる大会が予想される。
100％自主興行でどこまでやれるか？
ファイトクラブの進化と真価が問われる。
尚、玲央の秘蔵っ子、長崎太陽のデビュー戦も行われる。
デビューまで玲央が指導にあたるなど、徹底した英才教育が叩き込まれ、その期待が伺われる。
緊張した面持ちでリングにあがる長崎。
一方の高円寺は、昭和レスラーの得意技をコピーし、自らのキャラを確立。クラシカルでどこか懐か
しいファイトで前座戦線を盛り上げる。
レスリング式の巻き投げから相手の首を腕をガッチリと固める。
ショートエルボーやフロントスープレックスで攻め込む。
さらにはアピールを挟んでのスクリュースラム炸裂！
若手らしい気迫溢れる攻めに観衆も後押し。
しかし呼吸が乱れ、技が途切れ始めると、途端に試合は高円寺が支配し始める。
必殺のキラーデッドリードライブ（ゴリコノクラズム）でマットに叩きつけスリーカウントを奪った。
高円寺は長崎が自ら立ち上がるのを待ち、数分後ようやく立ち上がった長崎と握手すると、
その健闘を称えた。
○高円寺（キラーデッドリードライブからの体固め）長崎×
噛みあわない試合展開が予想されたが、意外にも試合がスイングし一進一退の好勝負に。
試合開始から渋谷のシュバインが炸裂。いきなりのスタートダッシュに
虚を突かれた神戸。
スクリューキックなど、さらに厳しい攻めを叩き込む。
ハイスパートかつ一方的な展開に短期決着が予想される。
激しくかつ派手な技の数々が渋谷の無言のメッセージか？
さらに渋谷は勝負とみるやゆきぐにドライバーⅡへ。
しかし神戸はこれをギリギリ、２．９でキックアウト。
この神戸の奮起に観衆は大歓声。
がぶりでグランドへ移行すると、渋谷を子供扱いしてみせる。ここでアフロ柔術紫帯の本領発揮。
バックを取ってはスリーパースープレックスで放り投げ、さらに胴締めチョークスリーパーへ。
渋谷もゆきぐにドライバーを再度発射するも、再びカウント２．９。さらにラ・マヒストラルで丸め込むも
これもなんとかクリア。
神戸は地味ながらも着実に体力を奪うと、背後からチョークスリーパーへ。
渋谷は力なく崩れ落ち、そのままスリーカウントを聞いた。
○神戸（チョークスリーパーからの片エビ固め）渋谷×
尚、本大会でのこの試合のルールはトルネードタッグ形式が採用された。
クルーザーの巨人ハマと”空中大回転”台場。
キャリアとパワーバランスの取れたこのカードは好勝負が
約束された安定感抜群の試合展開を約束する。
試合は序盤からハマがイスを持ち出し大荒れに。
イスを奪った白河が台場を一撃。序盤から流血。
しかしお互いのコンビネーションプレーは抜群。
尾張組がダブルのドロップキックを決めると、一方のハマ組は
台場のココナッツクラッシュに合わせて、ハマがダイブを決める
など一歩も引けを取らないところを見せる。
尾張が耐えに耐えると、白河のカットが間に合った。大流血でクラッチが弱かったか？
ハマもリング中央で０４５ディメンション（スタイルズクラッシュ）を狙うがこれをリバースされる。
最大の勝機をハマ組が逃したところで、白河が孤高のスクールボーイで丸め込み勝利を収めた。
その間、尾張もフィニッシュムーブを見せ、得意技の競演で試合を締めた。
尾張、○白河（孤高のスクールボーイ）ハマ、×台場
