アングリーフィスト’07概要発表!

次期シリーズ『アングリーフィスト’07』の大会概要が発表された。

本シリーズでは蔵王、馬羅鬼の"モンスターバッシュ"討伐に向け、正規軍を代表するタッグトーナメントを開催する。
挑戦者決定トーナメントは以下の四チームによって争われる。


・マスクマンマシンガンズ(浅草仮面&天神仮面)
・WASABI(北山金角&東山銀角)
・シンジュクカブキオー&瀬戸内ジョニー
・明石三九郎&長崎太陽



タッグトーナメント開幕戦
いよいよ蔵王&馬羅鬼への挑戦権を賭けたトーナメントが開幕された。
抽選により、金角銀角vsカブキオー&ジョニー、浅草&天神vs明石&長崎の
組み合わせとなった。

そしてこの日のメインにて金角・銀角とカブキオー・ジョニーの一戦が行われた。
試合はカブキオーが一方的に金角を攻め込む展開に。素早いタッチワークを
駆使して開始5分でジョニーはバイキングウィザードまで繰り出す。
銀角が始めてリングインしたのが10分経過辺り。これまでの鬱憤を晴らすかの
ように強引な大技の連打で流れを手繰り寄せる。
息を吹き返した金角もゆきぐにドライバーなどで試合をコントロールし、最後は
銀角のリバースパワーボムがカブキオーをマットに叩き付け、スリーカウントを奪取した。




波乱の第二試合
ファイトクラブの新鋭長崎が明石と組み、浅草、天神の仮面兄弟と激突。
長崎がこの大抜擢に応えられるかに注目が集まった。デビューからここまで
シングル、タッグともに勝ち星に恵まれず、惜敗に涙を飲む形となっている。

結果、長崎は見事に期待に応え、波乱を巻き起こすことに成功した。中盤に
打撃の集中砲火を浴び、四人の中で最初にスタミナ切れを起こすも、得意の
投げ技で活路を見出し、勝負を明石に託す。
これを受けた明石は、伝家の宝刀・リアルブレーンバスター(垂直落下DDT)
で仮面兄弟を振り切り、長崎に初勝利を贈った。

この結果によって、決勝戦は金銀タッグと明石・長崎の間で争われる。




タッグトーナメント決勝戦

いよいよ決勝戦。
事実上、ファイトクラブの最強タッグを意味するこの一戦を征するのは、おおよその予想を
覆して明石&長崎か、あるいは本命の、タッグ屋金角銀角か!?

初勝利を納め、勢いに乗る長崎が序盤から攻める!巨漢の銀角でさえ、ナガサキズリフト
で放り投げるほど。
果敢に攻める長崎を止めんと序盤から厳しい攻めを見せる。早い時間帯で銀角式顔面砕き
(メキシカンエースクラッシャー)まで。悶絶する長崎。両チームの負けられない意地が交錯する。

金角も小柄な体格を活かしてスピーディーな攻めで長崎を撹乱する。
代わって出て来た明石も主導権は握られたまま。しかし明石は得意の元祖バックドロップを
決めて金角にダメージを与えると、照準を銀角に絞った。
無双で叩き付けると、長崎に繋ぐ。長崎は53才の連発で勝負を賭けるもいずれもカウントは2!
しかし銀角はマッスルポーズで自らを鼓舞するとアイアンクロースラム、アックスボンバー、
そしてリバースパワーボムと大技で畳み掛け、長崎からスリーカウントを奪った。




これにより、最終戦でWASABIが蔵王、馬羅鬼と激突することが決定した。

最終戦 スモールサプライズ!?

約四週間のロングツアーもいよいよ最終戦を迎える。

メインでは、蔵王・馬羅鬼とWASABIが激突。タッグでは一日の長があるWASABIに
蔵王攻略の期待が集まる。

さて、この日小さなサプライズがあった。先のバサラでの王座戦以降、欠場となって
いた尾張が突然登場し、十分間だけのボーナスマッチにてハマと対戦。
新調された黒いコスチュームで多くの観衆にファイトを見せたが、最後までハマに
ペースを握られたまま試合時間十分が経過。時間切れ引き分けとなり、二人の
決着は先送りされた。
完全復帰はもう少しだけ先になりそうだ。



蔵王の完勝劇! モンスターバッシュvsWASABI
試合後、劇勝した蔵王がリング中央でバサラのタイトル戦へ向けて怪気炎を上げた。

トーナメントを勝ち上がった金銀をヒールユニットが迎え撃つ。蔵王、馬羅鬼は
BASARAチグルイシリーズと掛け持ち参戦の為、この最終戦のみファイトクラブ
のサーキットに合流した。
所属選手ではないとはいえ(フリー契約)、パッケージプロレスを墓標とするファイト
クラブにとっては異例の対応となる。

トーナメントを制した勢いそのままに、WASABIのウリである金角のスピードと
銀角のパワーが猛威を振るう。
銀角は重量級の馬羅鬼を軽々と抱え上げ、キャンバスへ落とす。トーナメント
を征したリバースパワーボムも繰り出すが、いずれもスリーカウント奪えず。



金角はビッグバンハマーを空中でDDTに切り返すなど閃きで応戦。小柄な体格を
ハンディとしない試合運びをみせる。
一方の蔵王、馬羅鬼組も終盤にかけてラフファイトで盛り返す。馬羅鬼は得意の
重いパンチに活路を見出だす。顔面へボディへと乱れ撃ち。
蔵王は隙をついてのビッグファイアで銀角を襲撃。不意を付かれた銀角はこの一撃
で急激に失速する。
フィニッシュは、いとも簡単にバックを取った蔵王がファイナルカット一閃。さらに首元
へエルボードロップを投下し、強引にスリーカウントを奪った。



金銀も大いにチャンスを創ったものの、終わってみれば蔵王組の完勝劇。
バサラでの王座戦の結果は果たして。
そしてファイトクラブの次シリーズの動きも注目される
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